住宅診断実例① 欠陥住宅 断熱が効かない家!

 

住宅診断実例① 欠陥住宅 断熱が効かない家!

★築6ヶ月の新築住宅で住宅診断の依頼をいただきました。

詳しくお話を伺うと夏は暑く冬は寒くて暖房が効かない為、

欠陥住宅じゃないか?心配だと言われます。さつそく調べてみると大変なことが分かりました。

 使われている断熱材は最近流行りのウレタン吹付けで機密性・断熱性に優れています。

普通ならば快適な住まいになるはずなんですが・・・?

 屋根裏に入り調査を始めると屋根裏に風が吹いているのに気が付きました。

「おかしい、案熱された小屋裏で風が吹くはずはないのだが?」

さらに詳しく調べると外気が入ってはいけない断熱された小屋裏に換気口があります。

これでは外の空気がどんどん小屋裏に流れ込みますから断熱が効くはずがありません。

 

施工ミス!!

 換気口を作るのは天井に断熱お入れる天井断熱の場合で、

今回のような屋根に断熱する屋根断熱の場合には断熱材の外側に通気層を作らなければなりません。

これは完全に建築業者の断熱計画の間違いです。

断熱の仕組みをよく理解しないで間違った施工をしている家がけっこう沢山あります。

断熱が効いていないと感じたら一度住宅診断を受けると良いでしょう。解決策が見つかるかもしれません。

 ★宮崎の住宅診断のご要望は河野住宅クリニックまで  080-5219-4310

この記事の著者

m-kawano1265

河野 誠

河野住宅クリニック 代表

公認ホームインスペクター(住宅診断士)
2級建築士
宅地建物取引主任者
福祉住環境コーディネーター
住宅ローンアドバイザー
2級電磁波測定士

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